サーキット走行 ハーレーのメリット

サーキット

アメリカンバイクのシンボル的な存在として知られている「ハーレー」は、製造工程上偶然発生したと言われる不規則な独特のエンジン音と、戦車を思わせるような圧倒的な存在感が特徴です。ただし、かってはレースでも活躍していたように、走行性能も非常に優秀です。例えば、ハーレーの中で最もスポーツ性に優れたスポーツスター1200であれば、3000rpmで9.50kg-mの高トルクを記録しています。これは、国内バイクの最高峰のモデルと比較しても、全く見劣りすることはありません。

ちなみに、サーキット走行におけるハーレーのメリットとしては、縦長でタイヤが他のバイクよりも太いということから転倒しにくいということが挙げられます。つまり、乗りやすいということであり、安全性の高さへとつながっています。

一方、重量があるということに起因して、雨天走行に難があるというデメリットもあります。大きくて重いがゆえに、ブレーキを踏んでからタイヤに伝わるまでの距離と、実際に停止するまでの距離が必要以上にかかってしまうのです。このために、小刻みに加速して安定感をキープするなどの工夫が必要となるので、アクセルのオンとオフを繰り返すなどのアプローチが有効です。